2012年11月14日水曜日

11月12日練習

 今回の練習では脚部への関節技を研究してみました。

先週もアキレス腱部への攻撃方法を研究しましたので2週続けてのテーマと言う事になります。

 一言で脚部と言ってもその箇所や、極め方、パターンなどの種類を挙げればその組み合わせは

数限りなく存在します。

昨日はその数ある脚関節技の中でも「膝」に絞って研究してみました。

膝を伸ばして極める、膝裏に異物を挟んで極める、捻って極める・・・。

主に鈴木康裕選手が中心となり得意なパターンをはじめ、数種類の関節技を紹介してくれました。

脚部への攻撃は日本では上半身への攻撃に比べまだ認知度が低く感じられる部分があります。 

難解な技術もありますが 反対にコツを覚えればそれは大変有効な技術となって大きな武器となり

得るかと思われます。

膝関節は体中の関節の中でも比較的大きな関節でしょう。

その大きな部位を極めるのですから、極める側に体力が必要な場合が多々あります。

「関節技」に対するある種神話のような「力は必要ない」という言葉より、技術が熟練された頃に

ようやく「極めるのに必要最小限」な体力で済むという事の方が当っているのではないでしょうか。

恐らく覚えたての頃は相手の膝を極める(相手が痛いと言うまでに)のに相当な力を要する事と思

います。

全力で技を施しても どうも「掴んだ」感じがしない という体験をお持ちの方も多いのではないでし

ょうか。

「なぜ極まらないのだろう??」 と首を傾げたくなりますね。

でもその問いはいつか必ず解決すると思います。

今解決できなくても いつか何処かで その答えに出会う時が来ることと思います。

練習中ふとした瞬間にコツが掴めたりすることもあれば、一緒に稽古した仲間がたまたまその技

術に関して熟練者だった為 技のコツを教わる事が出来た、など。。 

でもその解決の瞬間に出会う為に大切なのはその「問い」を自身が持ち続けることなのではないか

と考えています。

(私が解決して差し上げます!と言えないところが私の素直で魅力的なところですがなにか)

色々な道場やサークル、ジムがあり、たくさんの愛好者、コーチ、指導者がいらっしゃいますが、な

んでも出来る、そしてなんでも指導できるという方はなかなかお目に掛かりません。

自称するかたはいらっしゃるかも知れませんが:D。

因みに私の師は指導中に「知らない」「見た事無い」を普通に言います。

とても誠実だと感じました。

格闘技、武道の技術はそれこそ星の数ほど存在するものであるのに、全て識っていると言うほう

が確かに眉唾でしょう。 

指導、コーチと言う妙な責任感に駆られて?知らない技、出来ない技でも「そのように見せ掛けて」

指導する方もいるかもしれませんがそんな事は一切しませんでした。 

話を戻します。

多くはないかもしれませんが日本にもサンボの諸先輩方、コーチがいらっしゃいます。 

投げの指導の上手い方、寝技、関節技の指導の上手い方など、多様だと思います。

細かく言えば 腕十字固めのプロ、足技の天才、アキレス腱攻撃の専門家、肩車の専門店、タック

ルなら俺に訊けな方、トレーニング方法の知識なら負けない方、サンボ論なら弁護士並みの方、減

量フェチな方、複雑怪奇な技を発明するのが趣味な方、そして今回の膝関節の攻撃方法が上手く

て「指導の出来る方」もきっとどこかにいらっしゃると思います。

そういった方々に出会う、出会う事が出来るというのも 「運」とも言えるでしょうし、運ならばそれを

引き寄せるよう頑張らないといけませんね 根気強く「問い」を持ち続けて。

「力必達」 これも師に教わった言葉です。


本川選手、丸島選手、鈴木康裕選手、上原選手 森田さん、松嶋会長 

今回練習に参加して下さった皆さん大変お疲れ様でした。

また皆で練習しましょう。