2013年4月17日水曜日

4月15日練習

  今回は脚部への攻撃方法の中でもよく知られた技術「アキレス」を練習しました。

今回がサンボの練習ははじめてという方も交えて基本的な入り方、形、その技の原理

から詳しく解説を織り交ぜながら皆で練習してみました。 

実際やってみると見た目より案外難しいものなのだなと感じられた方が多かったのでは

ないでしょうか。

思い切り力んではみても相手はなかなか参ったしない。

それどころか痛がる気配もない。 

私もかつてそんな経験した事がありますからなんとなく判ります。

でも少し頭の中のイメージを変えて試してみるとさっきまでとは180度変わったように

極まりだしたりします。

格技、武道は出来る事なら極力自分の体を通してその威力を体感することが体得への

近道であると考えています。

体験論を推奨している訳ではありませんが 本物を喰らえば その時に自身の中に

「これは!」という感動が生まれます。 そして是非その技術を身に付けたいという気持

ちが自然と湧き上がるでしょう。

それが強い動機となり その後の時間の中で身の入った 実のある練習が出来るという

ものではないでしょうか。

他人がやる事を見ているだけで技術を自分のモノに出来るひとはごくごく少数です。

今回のアキレスも然りです。

なんども繰り返し見て、そして出来れば体感して 「掴んで」頂ければと考えています。

そしてなんとなくイメージが出来上がってきたら実際に試してみましょう。

間違っていてもいいのです(怪我はさせないように)。

試す事でその間違っている点にも気付く事が出来るようになります。

そのコツとして 今日アキレスを教わった方はまず模倣から入ってみましょう。

判り易く言えば 「モノマネ」です。 他の分野にも共通する 何かを練習する際のコツ(方法論)

ですね。 皆さん ひとつひとつを 週ごとに忘れないよう 積み上げて参りましょう。


・・・挌技に携わる方の中には大変危険な技術を好んで?紹介したがるかたも中には散見します。

それが怪我をさせないよう実践できるひとなのか それとも相手が抵抗してこない演武

だから出来ているのかを見極める力も見る方には必要ですね。

そしてそれを体感すべきかあるいはその必要があるかどうか判断することも自分を守る為にも

大事です。

話を戻します。

今回アキレスを講釈してくださったのは田中康弘氏。

サンボの関節技の名手です。 そしてサンボに対するその思考は大変深淵です。
 
(言葉は乱暴です:D。)

今まで当会に来館して下さったサンビストの方々はたくさんいらっしゃいます。

講師を務め あるいは定期練習で 惜しげも無く 技術を私達に伝えてくださった講師の方々から

何をどれだけ獲られるかは皆さん次第です。 

原石を磨いて宝石にするか 石のままにしておくか。

皆さん如何でしょうか。

15日練習に参加して下さった皆さん

丸島選手、細木くん、森山選手、斎藤選手、鈴木岳男選手、上原選手、森田さん、田中さん

松嶋会長 大変お疲れ様でした。

また一緒に練習しましょう。